本日は7月最終日でした。
いつも頑張っていただいている居残りスタッフさんへモスバーガーの差し入れ
モスバーガー、モスチキン、玄米フレークシェイク etc
モスの「おいしさ」、食の「安全・安心」のこだわりはすごいですね。
スタッフさん 今月もどうもありがとうございました🙏
2017年7月
本日は7月最終日でした。
いつも頑張っていただいている居残りスタッフさんへモスバーガーの差し入れ
モスバーガー、モスチキン、玄米フレークシェイク etc
モスの「おいしさ」、食の「安全・安心」のこだわりはすごいですね。
スタッフさん 今月もどうもありがとうございました🙏
先日のことですが、「舌が白い」とのことで受診された患者さんがおられました。
舌を診てみると↓
以前から 「舌が痛い感じ」のため自己判断にて市販の口内炎用ケナログ軟膏(ステロイド含有)を毎日塗っていたそうです。
ケナログ軟膏は口内炎に有効なのですが、ステロイドには免疫作用を下げる効果があり、長期に及んだために、カンジダという真菌が出てきたようです。
ケナログ軟膏を中止していただいたところ
綺麗になってきました。
何かおかしいと感じたら自己判断をせず、医療機関を受診しましょう。
先日のことですが「おもちゃの釣り竿」で鼓膜を傷つけてしまった子供さんが受診されました。
釣り竿とはこれ ↓ です
兄弟で遊んでいて耳に刺さってしまったようです。
受傷2日目
鼓膜・外耳道に傷&出血を認めます。鼓膜穿孔はギリギリ無さそうです。
受傷8日目
凝血塊になってきました
受傷16日目
鼓膜穿孔は無さそうです
あとは血の塊が剥がれてくるのを待つのみです。
兄弟で遊んでいると勢い余って思わぬケガをする事があるので皆さん気をつけて下さい。
耳に入っている意外なもの その②
中耳炎治療で換気用チューブが入っている患者さんが定期受診された際の鼓膜写真です。
矢印部分に何かが見えます↓
拡大すると
ベアリングの様な金属球に見えます。
吸引器を使用して除去した為 実体は不明ですが何らかの人工物でした。
頻度は低いですが、成人でも色々な物が耳に入る可能性があるのです。
7/22診察終了後に名古屋市内でおこなわれた講演会に参加してきました。
演題は「めまい疾患と自律神経機能との関係」
講師は、JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科診療部長 石井正則先生
・自律神経検の乱れをチェックシートを用いてピックアップ
・中枢性自律神経ネットワークが興奮すると不眠・めまいの原因になる
・それを押さえるには薬剤・第二頚髄圧迫 等の治療法がある
という内容でした。
石井先生いわく、自律神経のコントロールにはヨガが非常に有効とのこと
名古屋駅近くにヨガの良い先生がおられるそうです。講演終了後に希望された方にはヨガの先生を連絡先を教えてくれるとのことでした。
残念ながら、私は聞いてくるのを忘れてしまったのですが
魚骨の子供さんが受診された時のことです。
前日の夜に秋刀魚を食べてから右ノドの痛みがあり、当院を受診されました。右側が痛いとのことで、右の扁桃をしっかり観察します。絞扼反射 (こうやくはんしゃ →「オエッ」とえずくこと) が強いのですが、何度かチャレンジ。
口蓋扁桃は、アーモンドのような形で上下に細長いのですが、右口蓋扁桃下極(=最下端)に白いものが見えました。ここの部分は普通に口を開けるだけでは見ることは出来ません。観察するには舌を器具で下方へ圧排し「オエッ」となった瞬間に判断するのです。
今度はお母さんと一緒に再度チェックしてみます。「オエッ」となった瞬間に魚骨らしきものがありました。下方から口蓋扁桃に刺さっているようです。
今度は摘出器具を用いて、「オエッ」となった瞬間に無事除去することが出来ました。絞扼反射で苦しかったと思いますが、何度か頑張っていただきありがとうございます。
毎日患者さんの耳を診ていると意外なものが入っていることがあります。
「耳の痛み」で受診された患者さんの耳の所見です。
右
左
両耳に砂の様な物質が入っていました。
砂が入ったエピソードは無いとのことでしたが除去して観察してみると、砂に耳垢が付着した様な感じです。以前に砂浜で砂が入ったのでしょうか。
鼻からの出血の原因で一番多いのは、鼻の入り口付近1〜2㎝の「キーゼルバッハ部位」からの出血です。キーゼルバッハ部位は毛細血管が集中しており、粘膜も薄いため、出血しやすいです。
子どもさんが鼻出血で受診された場合 まずは鼻内を観察してみます。
通常ですと、鼻粘膜はこのようにやや赤みを帯びた色調をしています↑
ところが、アレルギー性鼻炎があると
このように鼻粘膜が蒼白で浮腫状に見えます↑
鼻内所見・問診で、アレルギー性鼻炎の有無を判断します。
アレルギー性鼻炎があると、「鼻が気になり指で触る→出血→かさぶた付着→触って剥がれる」といったサイクルを繰り返す場合が多いのです。そういった場合には抗アレルギー薬を処方します。
また、症例としては少ないのですが 頻回・多量出血の場合は太めの血管が原因のこともあります↓
どの部位・血管が原因かを突き止めるには、実際に出血している状態を確認するのがベストです(実際には難しいですが)。
太い血管が原因の場合には、(麻酔後に)電気凝固をおこなうと止血しやすくなります。
実際には、子どもさんの鼻出血ではアレルギー性鼻炎が原因で少量出血を繰り返しているケースが大半です。
出血を繰り返す子どもさんは、一度 鼻内チェックをお勧めいたします。
広報いわくら平成29年7月号 15ページ に「子どもの鼻すすりや咳払い」についての記事を記載しました。
7月に入り、エアコンを毎日使用するせいか、鼻すすりや咳払いをする子供さんは多い印象です。
症状が気になる親御さんは、耳鼻咽喉科のでのチェックをお勧めいたします。
↑は毎日 綿棒で耳掃除をされている方の耳の写真です。耳の入り口がメインの炎症・湿疹を認めます。
以前より痒みがあったようですが、夏に入り痒みが増したため受診されました。今回はカビは検出されませんでしたが、カビを合併されておられる患者さんもおられました。
皆さん 耳掃除は程々にしましょう。