先日のことですが、逆流性食道炎が原因で声帯に病変が出来た患者さんがおられました。
「喉頭肉芽腫」と呼ばれる病変です。
喉頭肉芽腫とは、声帯の後部にできる肉芽(炎症組織)です。腫瘍ではありません。逆流性食道炎(GERD)や大きな声を出しすぎて声帯を酷使していたり、気管内挿管や麻酔による刺激などが原因となって発症します。
今回は、胃酸の逆流が原因と考えられるため、プロトンポンプインヒビター(PPI)と呼ばれる酸分泌抑制剤で治療を開始しました。
ゲップが度々出る、胸やけ、のどの違和感や圧迫感、咽頭痛、声枯れ
上記症状のある方は一度 耳鼻咽喉科で「のどをチェック」しても良いかもしれません。
本日 岩倉市内の小学校 🏫へ耳鼻科健診に行って参りました🚗
ここの小学校は校舎に入って行く際に、運動場の横を通り抜けて行くのですが、運動場で小学生が元気に遊ぶ光景
が見られます。
その姿がとてもほのぼのしており、いつも癒されます
。
クリニック北側植栽の剪定をしました。

before

after
床屋で角刈り
してもらったかの様に綺麗になりました。
5/8付けのブログでもお伝えしましたが、日本人の約7割が乾性耳垢で、残りの約3割が湿性耳垢と言われています。
↑乾性耳垢
成人で乾性耳垢の場合:耳垢は自然に排出されるようになっているので、耳掃除はほとんどしない or 1か月に1~2回で十分です。
子供さんやお年寄りの方は耳垢が溜まりやすく、耳掃除が必要な場合が多いです。
しかしながら、耳掃除する際に以下の注意点があります。
・きれいにしたいからとゴシゴシと擦ってはいけません
・奥まで入れて、ガリガリと掻いてもダメ(耳の入り口から1cm以上入れない)

↑は乾性耳垢の患者さんで頻回の耳掃除が原因で、本来「かたまり」であるはずの耳垢が押し込まれて粉々の状態です。
耳掃除が好きな方は注意が必要です。耳掃除は程々がベストです。
耳閉感(こもって聞こえる)を主訴に受診された患者さんの鼓膜所見です
耳垢(じこう:耳あかのことです)が鼓膜に触れている状態です。耳垢を除去すると症状は消失しました。
今回は耳垢ですが、髪の毛が入り込んで、その先端が鼓膜表面に触れている場合もあります。人間の耳は敏感ですね。
先日のことですが、「鼻すすり」が原因で「滲出性中耳炎」になっている子どもさんがおられました。

鼻の中を観察すると、粘膜が蒼白で「アレルギー性鼻炎」の状態でした↓

春からのアレルギー性鼻炎が原因で「鼻すすり」をしており、難聴の訴えもありました。
「鼻すすり」が続いている子どもさんは、耳鼻咽喉科で耳チェックをお勧めいたします。
今日は岩倉市内の小学校
へ耳鼻科健診に行ってきました。
天気は快晴

保健室で沢山の子ども達を診るわけですが、地元の小学校なので当院受診していただいている子どもさんが沢山おられます。
そこで
私を見つけた時の子ども達の反応:「あの先生知っている」「いのうえ耳鼻科の先生だー」「痛いことイヤだー
」
健診の最中の子ども達の反応:「緊張で無反応」「(知っているよ…の表情
で) 終始ニコニコ」「恥ずかしいのであえてクール」
etc..
微笑ましいですね
岩倉市内の小学校で行われた救急救命法講習会に参加してきました。
教職員・保護者の方を対象に、ダミー人形(訓練用人形)を実際に使って参加者全員に実践していただきました。
↑救急救命士さん 手際良くカッコイイです。
教職員の方で、心臓マッサージがとても上手な方がいました。どこで学んだのでしょうか。
私自身も、いざという時の対応を再確認する良いきっかけとなりました。
先日のエアコン洗浄の際に、ネブライザー室のエアコンのルーバー(風方向を調整する羽根状の物)が動かないことが判明。
本日 ルーバーのモーターを交換していただきました。
開院して7年経つのですが、7年経つと色々なところが壊れてきます。
先日のことですが、鼻のかみ過ぎで中耳炎になっておられる患者さんが受診されました。
かなり強くかんだようで、「航空性中耳炎」のような所見です。
急な圧変化のため、↑部分が内出血しています
ここで 正しい鼻のかみ方 について
①(両方同時ではなく)片方ずつかむ
もう一方の鼻をきっちり塞ぐのがポイントです
②思い切り強くかんではダメ
いっきに力任せにかんではいけません
③少しずつ小刻みにかむ
ゆっくり、あわてずに少しずつが正解です
その他の注意点として、「鼻すすりもダメ」です。
↑の写真は 過度の鼻すすりが原因で、鼓膜の裏に水が溜まる(=滲出性中耳炎に近い)状態です。
鼻の調子が悪い方は無理をせずに耳鼻咽喉科を受診しましょう