先日のことです。ノドの痛みで受診された子供さんがおられました。耳を診てみると何か白いものが
もう少し近づいてみると
人工の物体のようです。
器具を使って摘出し、お母さんに確認してもらいました。
「レジンアクセサリーの内部に混ぜる物」では とのことでした。
何かの契機で耳に入って、鼓膜に付着しまったようです。
tel 0587-38-4133ヨイミミ
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先日のことです。ノドの痛みで受診された子供さんがおられました。耳を診てみると何か白いものが
もう少し近づいてみると
人工の物体のようです。
器具を使って摘出し、お母さんに確認してもらいました。
「レジンアクセサリーの内部に混ぜる物」では とのことでした。
何かの契機で耳に入って、鼓膜に付着しまったようです。
Amazonでこれを買いました↓
ヨーグルトメーカー
クリニックでヨーグルトを作る❓
のではなく、目的はこれです↓
ゲゲッ 注射器💉
注射器ですが注射するのではなく、耳疾患で受診されている患者さんの「耳を洗浄して綺麗にする」のです
洗浄液を保温する目的で購入しました。体温近くに温めないと「めまい」を起こしてしまうのです。
沢山入っていい感じです。
10/14(土)に「百日咳」についての講演会に参加してきました。
演題は、「百日咳の診断・予防と治療戦略」
演者は、福岡看護大学 基礎・専門基礎分野教授 岡田賢司 教授です
「百日咳」とは名前のとおり、しつこい咳が長期間続く病気です。
・小さな子供では生命の危機に関わることもある
・最近、年齢の高い子供(中高生も含む)や大人の百日咳が増えている
・2016年10月新しい検査キットが認可され、それに伴い新たな診断基準が出来た
・早期診断をおこない、(重篤化しやすい)乳幼児への感染を防ぐことが重要である
といった内容でした。
「百日咳」→ 日常診療で遭遇することは非常に稀なのですが、今回も色々勉強になりました。
先日のことですが、「ホッケの魚骨」の患者さんが受診されました。
ノドは、(右でも左でもなく)真ん中が痛むとのことでファイバーを使って観察してみました。
矢印部分に何か見えます。
近づいてみると魚骨がありました。
どこかと言いますと、舌の付け根で「舌扁桃」という場所です。下のイラストの様に刺さっています。
肉眼では見えない場所のため、今回は鼻から入れたファイバーで摘出します。
使う器具はこれです↓ファイバーの先端からアームが出てきて、骨をつかむのです。
無事に取ることができました。
鼻からファイバーで大変だったと思いますが、頑張っていただきありがとうございました。
先日のことですが、「前日にアジを食べてからノドが痛む」とのことで3歳の子供さんが受診されました。
舌を下方へ圧排する器具を使って、口の中を診てみました。「オエッ」となり、しっかり見えないので鼻からファイバーでノドを観察してみました魚骨がありました↑
どこにあるかというと「扁桃下極」といい、扁桃の一番下の部分です。舌が、下方からせり上がってくるため見にくいところです。
肉眼で見えれば口から器具を入れて取れることが出来る為、もう一度口をあけてもらったのですが見えずに断念→総合病院へ行っていただくことになりました。
総合病院で、摘出アーム付きファイバーを鼻から挿入して取っていただきました。3.0cmの魚骨だったようです。
取れた後は痛みも無くなり、ご飯もしっかり摂れているとのことでした。
秋ですね。
クリニック周辺の田んぼの稲刈りが始まっています。
北側植栽の刈込みを行いました
before
after
これでしばらくは大丈夫でしょう
先日のことです。 2歳の子どもさんが、「鼻にペンが入った」「鼻さわると痛い」と主訴で受診されました。
さっそく鼻鏡を使用して鼻内を観察してみますそこで見えてきたものは
何か紫色のものが
さらに近づいてみると確かに何か入っています
きっちり入っており力が必要でしたが、何とか取り出せましたこれは一体? 広げてみると
丸めた紫色の画用紙でした
それでは、「ペンは一体」と思い
鼻に入れたペンを見せてもらいました。
もしかして 鼻に入ってしまった画用紙を このペンで取ろうとしたのでしょうか
先日 飛行機乗った際の「耳痛・難聴・耳閉感」を主訴に当院受診された患者さんがおられました。
2日前の行きの飛行機で右耳がおかしくなり、軽快したものの 翌日の帰り機内で右耳が再度悪化し、左耳も同様の症状が出たとのことでした。
耳を診てみると「航空性中耳炎」の状態でした↓
ここで「航空性中耳炎」について述べたいと思います。
航空性中耳炎
耳と鼻をつないでいる管を「耳管」といいます。通常は閉じていますが、嚥下やつばを飲む時だけ開いて圧の調整をおこなっています。飛行機の上昇・下降に伴い圧が変化しますが、風邪やアレルギーで鼻の粘膜が腫れると、圧調整がダメで耳の内部(中耳)に炎症や出血を起こすことがあります。これが「航空性中耳炎」です。
治療と予防:
繰り返し起こすことが多いので、事前の予防が重要です。風邪をひいたり、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などがある人は予め治療をして「搭乗前に鼻を整えておく」ことが最も重要です。
機内で症状が出だしたら、飴を舐めたり、唾を繰り返し飲んでみます。不変の場合は、鼻をつまんで唾を飲み込む 「トインビー法」をおこないます。着陸後も症状が続く場合は耳鼻科を受診しましょう。薬で治療しますが、重症の場合は鼓膜切開をおこなう事もあります。
着陸して翌日も耳症状が続く場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。
子供さんが、「鼻汁」を主訴に当院を受診された場合、鼻鏡という器具を使って鼻内を観察します。
鼻の中を診ていると、いろんなことが分かる場合があります。
まずは正常な鼻の粘膜です↓
正常な鼻粘膜はやや赤みを帯びて見えます
次に「アレルギー性鼻炎」がある場合の鼻の粘膜です↓粘膜が蒼白で浮腫状になっています
くしゃみ連発・眼痒み 等があれば「アレルギー性鼻炎」の可能性大です。
また、成人女性の方で↓の様な方が時々おられます。鼻粘膜に「白い粉様のもの」が付着しています。
皆さん これが何か分かりますでしょうか?
答えは、『お化粧のファンデーション』です。
気付かないうちに鼻に吸い込んでいるのですね。