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高熱・悪寒の患者さん

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診療について

岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」 院長の井上です。

 

 

 

先日のことです。「前日から咽頭痛・悪寒・高熱」があるとのことで当院受診された患者さんがおられました。

 

 

 

39.7℃の高熱で、昨夜は咽頭痛で眠れなかったとのこと。

まずはノド👄を診てみます。

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ノドに膿が多数付着していました。

 

 

 

どれかと言いますと↓

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赤丸部分です。

 

 

病名は咽頭側索炎です。

 

 

どんな病気か 以下に記載したいと思います↓

 

症状

  • 37度台~38度の発熱(数日続きます)
  • のどの痛み
  • 体のだるさ

原因

細菌やウイルスによる感染が原因です。外部より病原体が侵入してきた際にリンパ組織の集合体である扁桃組織が炎症を起こし防御します。扁桃組織の代表格が口蓋扁桃なのですが、その内側に「咽頭側索」と呼ばれる部位があります。この部位が炎症を起こした場合「咽頭側索炎」となります。

治療

薬物治療が主体で、抗菌薬や消炎鎮痛薬を内服します。炎症が強い場合は点滴をします。
下記の「急性上咽頭炎」を併発することが多いです。

 

 

 

耳鼻科は眼で見える病気が多いです 

ノドの痛みのある方は、耳鼻咽喉科の受診をおススメいたします

 

 

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