クリニックに隣接した巨大物流倉庫建設計画について
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岩倉市は令和3年に「岩倉市都市計画マスタープラン」を策定しました(10年計画)。
その中に「産業系拡大検討ゾーン」として当院周囲の農地を転用→産業を誘致する計画が盛り込まれています。
具体的には、「当院周辺の農地に巨大物流倉庫を建設する計画」が進行しております。
こんなイメージです↓
- カネスエ八剱店の交差点(=八剱町六反田交差点)から東側への道路延伸計画が存在しますが、小牧市側において計画線上に事業所が立地しており、その移転等が困難であるため道路整備が半世紀(50年ほど)進んでいない状況です ↓
- 現在 通勤時間帯を中心に、カネスエ八剱店の交差点(=八剱町六反田交差点)付近の道路が混雑しており、この交差点から国道155号線に向かう北方向は、渋滞回避で、抜け道として田んぼの真ん中を走る車が多くみられます↓
上記 1,2 に関しては R7.7/31に開催された「令和7年度第2回検討委員会 第2回検討委員会資料」にも記載されています。dai2kai_gijiroku (6)を参照。
マスタープランは10年計画で、令和7年度末で策定後5年経過します。今回 中間見直し作業を岩倉市は進めており、R7.5月以降 計3回委員会開催されております。
しかしながら、岩倉市の広報に大きく掲載されることはなく、地域住民の方はご存知ない方がほとんどと思われます。
大型物流倉庫建設をめぐる問題では、すぐ隣の一宮市で裁判案件がありました。
一宮市千秋町浅野羽根の農地に建設が予定されている物流倉庫を巡り、地域住民が 市長や市議会に対し建設中止を求める署名や陳情書を提出したが、市側は「建設基準を満たせば許可せざるを得ない」と回答し、地域住民側は反発しました。
一宮市が業者に出した開発許可は違法だとして、地元住民らがR4.11/17、市を相手に開発許可の取り消しを求める訴訟を名古屋地裁に起こしました。結果は不採択・棄却となり、現在工事が進んでいます。 → 詳細はこちら。
巨大物流倉庫建設に伴う問題は、
トラック走行による騒音・振動・排気ガス被害、交通事故の懸念、交通渋滞増加、水田を埋め立てることで起きる水害リスク などです。
岩倉市においては、現在のところ、それらの話題が上がっている様子はありません。
開発業者さんが(土地契約をもらうために)地主様を対象に説明会をおこなってきました。しかしながら、「一般の方が開発計画を知る機会はほとんど無い」 と考えられます。
「地主と開発業者さんの契約成立→市・県が開発許可→工事開始」といった流れの最終段階で、一般の地域住民の方が知り「これでは困る」「事前に教えてほしかった」では、遅いかと思われます。
とくに「カネスエ八剱店の交差点(=八剱町六反田交差点)から国道155号線に向かう北方向の渋滞」に関しては、現在 既に問題となっており、渋滞を回避したい車による周辺道路混雑も起こると予想されます。
近々(10月初旬) 岩倉市がパブリックコメントを岩倉市のHP上で募集する予定となっております。皆様のご意見をお聞かせください。
「岩倉市都市計画マスタープラン」はこちら。
お問い合わせ
岩倉市役所建設部都市整備課
電話: 0587-38-5814 ファックス: 0587-66-6100 電話番号のかけ間違いにご注意ください!