クリニックブログ

2017年10月

アジの魚骨

2017年10月12日

先日のことですが、「前日にアジを食べてからノドが痛む」とのことで3歳の子供さんが受診されました。

舌を下方へ圧排する器具を使って、口の中を診てみました。「オエッ」となり、しっかり見えないので鼻からファイバーでノドを観察してみました
12魚骨がありました↑

どこにあるかというと
4「扁桃下極」といい、扁桃の一番下の部分です。舌が、下方からせり上がってくるため見にくいところです。
肉眼で見えれば口から器具を入れて取れることが出来る為、もう一度口をあけてもらったのですが見えずに断念→総合病院へ行っていただくことになりました。
総合病院で、摘出アーム付きファイバーを鼻から挿入して取っていただきました。3.0cmの魚骨だったようです。

取れた後は痛みも無くなり、ご飯もしっかり摂れているとのことでした。

稲刈り

2017年10月10日

秋ですね。

クリニック周辺の田んぼの稲刈りが始まっています。
IMG_5134[1] IMG_5127

北側植栽の刈込み

2017年10月8日

北側植栽の刈込みを行いました 

IMG_5031[1] before

 

IMG_5065[1]

after

 

これでしばらくは大丈夫でしょう

鼻にペンが

2017年10月4日

先日のことです。 2歳の子どもさんが、「鼻にペンが入った」「鼻さわると痛い」と主訴で受診されました。
さっそく鼻鏡を使用して鼻内を観察してみます
鼻を診る(ロゴあり)そこで見えてきたものは
鼻1何か紫色のものが
さらに近づいてみると
鼻2確かに何か入っています
きっちり入っており力が必要でしたが、何とか取り出せました
IMG_1039これは一体? 広げてみると
IMG_1042丸めた紫色の画用紙でした

それでは、「ペンは一体と思い

 

鼻に入れたペンを見せてもらいました。

IMG_1044

もしかして 鼻に入ってしまった画用紙を このペンで取ろうとしたのでしょうか

航空性中耳炎

2017年10月3日

先日 飛行機乗った際の「耳痛・難聴・耳閉感」を主訴に当院受診された患者さんがおられました。

2日前の行きの飛行機で右耳がおかしくなり、軽快したものの 翌日の帰り機内で右耳が再度悪化し、左耳も同様の症状が出たとのことでした。
耳を診てみると「航空性中耳炎」の状態でした↓
航空性中耳炎

ここで「航空性中耳炎」について述べたいと思います。

 

航空性中耳炎

Ear Cross-section

耳と鼻をつないでいる管を「耳管」といいます。通常は閉じていますが、嚥下やつばを飲む時だけ開いて圧の調整をおこなっています。飛行機の上昇・下降に伴い圧が変化しますが、風邪やアレルギーで鼻の粘膜が腫れると、圧調整がダメで耳の内部(中耳)に炎症や出血を起こすことがあります。これが「航空性中耳炎」です。

  • 症状:
    (飛行機の上昇・下降時の)耳の痛み、耳の詰まった感じ、難聴です。
  • 治療と予防:
    繰り返し起こすことが多いので、事前の予防が重要です。風邪をひいたり、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などがある人は予め治療をして「搭乗前に鼻を整えておく」ことが最も重要です。

    機内で症状が出だしたら、飴を舐めたり、唾を繰り返し飲んでみます。不変の場合は、鼻をつまんで唾を飲み込む 「トインビー法」をおこないます。着陸後も症状が続く場合は耳鼻科を受診しましょう。薬で治療しますが、重症の場合は鼓膜切開をおこなう事もあります。
    無題

 

着陸して翌日も耳症状が続く場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。

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