耳など直接的な原因ではなく他の疾患によってもたらされる耳の痛みを「関連性耳痛」と呼びます。
例えば以下の写真は「左耳の痛み」を主訴に受診された患者さんです。
耳はクリアーで異常ありませんでした。 顎関節症が原因? あるいは血流障害・急激な気圧差が原因で耳の痛みが引き起こされるケースもあり難しい
と思ってノドを診てみると
のどちんこ左側に 大きな口内炎 がありました。
患者さんに、「ノドの痛みがありますか?」と尋ねると 「言われてみるとノドも痛いが、何しろ耳が痛い」との返事でした。
関連痛と言えば、狭心症で心窩部の痛みを左上腕の痛みとして感じるのは有名です。
今回はノドの見やすい場所でしたが、『耳の痛み→舌付け根に口内炎だった』という患者さんも過去におられました。
「うーん 難しい」ですね。
クリニック南側植栽の草むしりを行いました。
今日はまず これだけ取りました。

またすぐ生えてくるかと思うと
・・
先日 午後の診察を終えて帰ろうとした時のこと
クリニック正面の自動ドアの所を見ると『何か
』がいました。

その何かとは
アルミサッシと同じ色にカモフラージュした『カエル🐸』さんです(爬虫類が苦手な人ごめんなさい)
「ドアの隙間から中を覗いています
」「どこか具合悪く診てほしいのでしょうか❓」
「すいません。スタッフ全員帰ってしまいました。明日もう一度受診でお願いします🙏」
子供さんが夜間に突然耳を激しく痛がって泣いて困った経験はありませんか?
起こる時間帯は決まって夜中なのです。「中耳炎かも?」とあわてて病院を探し救急病院
を受診という方は多いと思われます。

↑は鼓膜表面に水泡が出来ている状態で、非常に激しい痛み
を伴いますが
ここでアドバイス
以前に病院でもらった解熱剤の座薬が冷蔵庫に残っていませんか?
それを使っていただき、夜が明けてから耳鼻科受診で良いのです
。
「解熱剤の座薬」と「中耳炎の痛み止め内服薬」→成分は同じ
なので心配ありません。
皆さん是非覚えておいて下さいね。
6/26午前の診察開始前のこと
看護師さん:「先生 レントゲンのパソコンの調子が悪いです。見て下さい。」
Dr:「どれどれ見てみましょう。 うーん、電源入れても起動できないですね。」
このパソコン 自己診断機能が付いています。パソコン電源ランプの点滅回数でどこが悪いか教えてくれます。
Dr:「5回点滅なのでメモリーエラーだね。メモリーを一度基盤から外して再度差し込みましょう。」
さっそくパソコンをばらします
この段階でAM8:40
「AM9:00の診察開始に間に合うか」と思いながら

何とか間に合いました

良かったです~👏
先日のことですが、右耳痛で受診された子供さんがおられました。
綿棒が原因の右外耳道炎と診断がつきました。
ここで突然
Dr:「お母さん 動物飼っています? イヌかネコ?」
お母さんはびっくりした顔で「実家にイヌとネコがいます」
Dr:「毛の色は白です?」
母:「白とまだら模様です。この子は実家には良く行きます。」
どういうことかと言いますと


動物の白い毛が耳の中にあるのです。
びっくりされるかもしれませんが、時々あることで 特にネコと一緒に寝ている方に多い印象です。
動物の毛は細くて抜けやすいのですね。
喫煙しているかどうか 喉頭ファイバーで分かる場合があります。
非喫煙者の声帯です↓

喫煙
している方の声帯です

矢印部分の声帯が赤くなっています。
写真全体の色調が違っている為、分かりにくいかもしれませんが、タバコによる慢性炎症が原因です。
やはりタバコは良くないですね