コロナ後 後鼻漏 Bスポット治療
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岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」 院長の井上です。
先日のことです。「2か月前にコロナにかかってから鼻が喉に落ちる感じ・咳・痰・倦怠感が続く」とのことで当院受診された患者さんがおられました。
「鼻が喉に落ちる感じ」→ 医学的には後鼻漏(こうびろう)と言います。

ネットでBスポット治療を見て、該当するか知りたいとのこと。
まずは上咽頭をファイバーでチェックしてみます ![]()
![phr-ne11[1]](https://www.inoue-ent-cl.jp/webcms/wp-content/uploads/2022/11/phr-ne111.jpg)

上咽頭は、柔らかそうな印象でした(赤丸部分)。
Bスポット療法が効くはどうかは、やってみないと分からない旨をお話しした上で、Bスポット療法を開始です。
まずは鼻👃からスタートです↓
![IMG_9914[1]](https://www.inoue-ent-cl.jp/webcms/wp-content/uploads/2022/11/IMG_99141-e1667716338282.jpg)

非常に脆い組織でした↓

軟らかい組織のため、綿棒で擦ると削れたようになりました↓

続いては口からもおこないます↓
(口から綿棒挿入中の写真です↓)

Bスポット治療の所見から慢性上咽頭炎と診断しました。その後 1週間おきでBスポット治療を継続しております。
コロナ後で後鼻漏・咳・痰・倦怠感がある方は、耳鼻咽喉科の受診をおススメいたします。
