点鼻薬が効かなくなってきた
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「風邪・花粉症で鼻詰まりあり、市販の点鼻薬を使っていたが最近 点鼻薬が効かなくなってきた」といった方へ
その実態は 「薬剤性鼻炎」かもしれません。
薬剤性鼻炎とは、血管収縮薬を含む市販の鼻炎用スプレーを長期間にわたり日常的に使用することで引き起こされる鼻の病気です。
「夜間、日中も鼻が詰まって集中出来ない」「1日15回~20回以上使っている」という方もおられます。
通常の鼻粘膜と違い、薬剤性鼻炎の方の鼻粘膜は赤く肥厚しています。
「薬剤生鼻炎の治療原則はなんと言っても市販の点鼻薬を中止すること」です。
夜間鼻が詰まって苦しい、いきなり中止は出来ない という方もおられます。その場合は、医師と相談し違う薬を出したり、アドバイスをさせていただきます。
「市販の点鼻薬が効かなくなってきた」方は、耳鼻咽喉科の受診をおススメいたします。